王室研究会連合活動記録

大学連合サークル、王室研究会の日々の活動を綴ります。

世界帝国 第1章 まとめ ~いかにして宗教は共存すべきか~

f:id:Fujisakiand:20200418232753j:plain

 

 過去記事は下記からどうぞ!

oushitsukennkyu.hatenablog.jp

oushitsukennkyu.hatenablog.jp 

oushitsukennkyu.hatenablog.jp

 

こんにちは。明治大学王室研究会代表の菅間です。

 

今回でムガル帝国編のまとめに入っていきます。

 

第1章 ムガル帝国編で最も重要な問題は宗教の共存であろう。

ムガル帝国では支配者であるイスラム教徒と住民の大半を占めるヒンドゥー教徒との間で折り合いをつけるのに腐心した。

 

宗教問題はムガル帝国のみならず世界の帝国・国家でも最も一般的なものでありかつ最悪な場合、国家の分裂・国際紛争につながりかねないほど重大な問題である。

 

例えば宗教改革以降の神聖ローマ帝国ではキリスト教の旧教であり、神聖ローマ皇帝も信仰していたカトリックと新教であるプロテスタントの対立が激化して度々宗教戦争が発生し、1618年には最後で最大の宗教戦争と呼ばれる三十年戦争の勃発につながった。

 

長きにわたる三十年戦争の結果ドイツは荒廃し人口の3分の1が失われたともいわれ、講和条約であるウェストファリア条約の締結によって帝国内の諸邦が自立すると神聖ローマ帝国は形骸化してしまった。宗教問題が国家の存亡にかかわる格好の例の一つである。

 

現在でも宗教問題は国際問題に直結している。ムガル帝国亡き後のインドもその例外ではない。

インド大反乱後のインドはイギリスの植民地となった後にヒンドゥー教徒が中心のインドイスラム教徒が中心のパキスタンに分離独立した。

 

 両国の関係は独立して間もない1947年にカシミール地方の帰属(ヒンドゥー教徒藩王がインドへの帰属を表明したのに対して住民の多数を占めるイスラム教徒が反発)を巡って第一次印パ戦争が勃発するなど険悪な状態が続いている。

 

インドとパキスタンの対立は世界の安全保障にも影響を及ぼしている。

両国は1998年に核実験を行っており核兵器を所有している。もし火種となる事件が発生すれば周辺の国々をも巻き込みかねない。

 

南アジア情勢はあまり表に出ないものの世界の一角を占めているのである。

 

ここでは「宗教の共存」の観点から世界帝国を覗いてみた。

 

次回から

 

第2章 清帝国

 

に入ります。第2章もお見逃しなく。

 

 

明治大学王室研究会代表 菅間